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殿屋・蒼庵( Tonoya / Sōan )—旧称: 惠良邸— は、大崎上島の平家の隠れ里の中心に静かに佇む、美しい木造建築です。
「蒼庵」という名には、静かにして深く、そして広がる精神の場という願いが込められています。
『蒼』は、ただの青ではありません。
海の底、空のかなた、森の奥深くに宿るような、奥行きと静けさを湛えた青。
それは無限に広がる空や海のように、私たちの内なる世界を包み込む色でもあります。
この庵に流れるのは、騒がずとも確かに在る、静かな強さ。
禅の呼吸、深層の声、シャーマニックな精神性とも響き合うその空間は、
言葉よりも手前にある、まだ名づけられていない響きをそっと迎え入れます。
『蒼』はまた、時間を超えた記憶とつながる色でもあります。
太古から続く自然のリズムに寄り添いながら、
訪れる人の心を奥深くへと誘います。
蒼庵は、太陽や空、森の奥に宿る静かな男性性——
それは力を誇示するのではなく、見守るような在り方——
その存在と、月の柔らかい女性性とが調和する場所でもあります。
ここは、静寂のなかに身を置き、
ただ在ることの豊かさに還る庵です。


大崎上島は、夕日に染まるビーチ、小さな島々のパノラマビュー、瀬戸内海の静かな海など、素晴らしい景色をお楽しみいただけます。自然の美しさと歴史的な魅力が融合したこの場所は、心身をリフレッシュするリトリート体験に最適な場所です。

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