七夕祭り
7月13日(日)
|惠良邸
七夕の夜、天の川を越えて出会うふたりの星は、あなたの心の奥で分かれていた何かが、そっと手を取り合うしるし。忘れられた願い、見過ごしてきた想い、遠ざけた自分自身――そのすべてが、静かにひとつに還ってゆく。
参加受付終了:2025年7月12日 15:00 JST
日時・場所
2025年7月13日 11:00 – 21:00 JST
惠良邸, 日本、〒725-0231 広島県豊田郡大崎上島東野町3489 惠良邸
イベントについて
七夕(たなばた)は、日本の古くからの風習「棚機(たなばた)」と、中国の星の伝説「織姫と彦星」が融合して生まれた行事です。
「棚機」は、清らかな水辺で乙女が神に捧げる布を織り、穢れを祓い、豊作や健康を祈るという、祈りと浄化の儀式でした。そこに、中国の物語――年に一度、天の川を渡って出会う織姫と彦星のロマン――が重なり、現在の七夕となりました。
七夕は、「ふたつに分かれたものが再び出会う日」とも言えます。
天と地、陰と陽、理性と感性、内と外――そうした対極にあるものが、一瞬つながり直す時間。
それは私たちにとっても、「本来の自分との再会」を意味するのかもしれません。
短冊に願いを書くという風習には、子どもから大人まで、自分の“ほんとうの願い”を思い出すという意味も込められています。
日々の義務や期待のなかで忘れがちな、内なる声に耳を澄ますひととき。
何かを成し遂げる願いだけでなく、「どんな自分でありたいか」という願いも、大切にされる日です。
また、七夕は「夏越しの祓(6月末)」の直後に行われ、
心身を浄め、新しい季節に向けて再出発するタイミングでもあります。
祈りと願い、出会いと統合、そして再生。
七夕は、そうした魂の営みを映し出す、美しい節目の行事なのです。
参加受付終了:2025年7月12日 15:00 JST