幼い頃から、私は星空を見上げるのが好きだった。そこにはただの空間ではなく、目に見えないリズムが流れ、何かが囁いているように感じられた。時折、鮮明なビジョンが浮かび、それが数年後に現実となることもあった。時間は直線ではなく、まるでパターンのように存在し、気づくのを待っているかのようだった。

 

私の人生は、内なる世界と外の現実が共鳴しながら変化していく瞬間によって形作られてきた。三度にわたる大きな心臓手術は、単なる医療行為ではなく、それぞれが新たな誕生のような体験だった。手術のたびに、古い自分が脱け落ち、より深い自分が現れるように感じた。そして、心理療法を受けたことで内面が劇的に変化すると、まるで呼応するかのように、外の世界も一変した。

 

目に見えないエネルギーの流れに導かれ、私は自然とシャーマニズムやプロセス指向心理学に惹かれていった。アーノルド・ミンデルの理論には、すでに自分の中で感じていたことと深く共鳴するものがあった。カルロス・カスタネダの探求も、どこか馴染みのあるものに思えた。この流れの中で、私はサウスダコタのラコタ族（スー族）の居留地を訪れ、彼らの儀式に参加した。それは新しい知識を学ぶというよりも、ずっと前から知っていた何かを思い出すような体験だった。

 

私はこれまで、時代の変化を感知しながら、その流れに身を委ねてきた。80年代のシリコンバレーの技術革新から、インターネットの大きな波、そしてデジタルの世界から禅や非二元の哲学へ——選択するのではなく、変化の流れと共に歩んできた。

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​こうした経験がひとつに統合されたのは、MITのオットー・シャーマーによるU理論（Theory U）に出会ったときだった。私がこれまで生きてきた道のり、感じ取ってきた流れ、そして変化のプロセスが、この理論の中に見事に描かれていた。「未来は、過去の延長線上にあるのではなく、私たちが深くつながることで自ら開かれていく」——この考え方は、私自身の人生そのものだった。

 

私にとって、シャーマンとは「教える人」や「癒す人」ではなく、人々が本当に大切なものを思い出す手助けをする存在だ。忘れていた目的、かつての夢、そして人生に常に流れているシンクロニシティ。それらに気づくことができれば、新たな道が自然と開けてくる。

 

今、私はそのための場を大崎上島に創った。立ち止まり、自分自身の声に耳を澄ませ、人生の深い流れと再びつながるための場所を。

 

なぜなら、本当に耳を澄ませば、人生はいつも語りかけているから。